市川町の神社

岩戸神社

本殿の下には渓流が流れ、周囲の岩は苔むし、樹齢数百年の老木が生い茂っています。閑静で神秘的なその姿は、市川町随一の人気スポットになっています。境内の彫刻は有名な中井一族によるもので、繊細な彫刻をその目で是非ご覧ください。また周辺にはクリンソウの群落があり、地元の方が大切に世話をされています。

中井一族とは…江戸時代~昭和にかけて活躍した兵庫県丹波市柏原地域の彫刻師

 

十柱神社

歳末には、地元の方により、大きなしめ縄飾りや干支飾りが奉納され、元日には多くの初詣客でにぎわいます。

 

猿田彦神社

猿田彦神社には、市川町内の石造物の中でも一番古く大変貴重な宝きょう印塔が祀られています。神社境内には、播磨国風土記に登場する神々が政の相談をしたと伝えられる御敷岩があります。古くから崇敬を集めており、約500年前には播磨の守護職赤松政村が領地を寄進したという記録があります。

 

小室天満神社

境内には樹高30m、直径2mの大クスノキがあります。木の枝も大きく張り出しており、本殿を覆っている様は見事です。また、本殿の隣には「なで牛」が置かれており、なでればいいことが起こると言われています。

 

甘地の八幡神社

県の重要無形文化財に指定されている甘地獅子舞は毎年9月初旬に奉納されています。また、しめ縄は太さ1m長さ4mもの大きさがある立派なものです。

 

小畑天満神社

昔は、少比古尼命を祀っていました。天正7年(1579)に係れた『大宮天神社神事次第』によると、

「練テノ相撲」「獅子舞」「田楽舞」「竜音舞」「流鏑馬」などが行われていたことがわかります。

江戸時代、姫路藩主の崇敬が厚く、現在の姫路市砥堀に鳥居を設けて逢拝したとされています。

また、祭礼には必ず代参させて、敬意を表すために西田中で下馬させて参詣させたと伝えられています。

 

上田中の諏訪神社

 

 

 

 

 

春になると、参道に桜が咲き誇り、初夏には紫陽花が目を楽しませてくれます。

江戸時代には代々の姫路藩主の崇敬が厚く、特に酒井雅楽頭は毎年の例祭に姫路総社の能楽師を派遣していたそうです。姫路城主の代参者は、船で市川を上り、西田中で降りて神社まで歩きました。その道筋には今も石灯籠が残っています。本殿は一間社流造と呼ばれる形で、切妻の屋根に向拝という庇がつきます。